【鯉沼's Special・vol-34】(06月24日発信)

<ザ・シナジー・ライブ2003 20日&21日レポート>

先週は毎日紀尾井ホールに通って、
The Synergy Live2003の全公演を見る予定でしたが、
急用で、20日の公演を見に行けませんでした。

20日のコンサートを見た人の話では、
E・S・T(エスビヨン・スベンソン・トリオ)がとても良かった
とのことです。初日の彼らが物足りなかっただけに、見逃して
しまったのが悔やまれますが、
感想メールを頂いておりますので、ご紹介します。

まずは、20日のコンサートについてのお便りです。
ハンドルネーム、モモタロさんからです。


Subject: 20日のEST感動しました

20日のシナジーライブ、最前列で楽しませていただきまた。
ナタリーの繊細なピアノもよかったのですが、
初めて聞くESTの独創性、トリオとしてのアンサンブル、
アコースティックの中に効果的に取り入れられた電子音、
バンドとしてのドライブ感にしびれました。
早速彼らのCDを買い漁った週末でした。
残念だったのは、アンコールがなかったことでしょうか。
サイン会もいいけど、もう一曲聞きたかった。

鯉沼様。
今度はESTだけをじっくり聞けるコンサートをお願いします。
紀尾井ホールは雰囲気のあるとってもいい箱でした。
また、あそこがいいな。

やっぱり、素晴らしかったんですね20日のE.S.T.
ぼくもぜひ見たいので、鯉沼シャチョー、ぜひ、彼らの単独公
演を企画してください。

お次のメールは、
21日のジャン=ミッシェル・ピルク・トリオのライブについて
のメールです。


Subject: 【感想】21日の公演の第二部

鯉沼ミュージック様

私は、デビュー当時からのディー・ディー・ブリッジウォー
ターのファンですが、彼女の歌をサポートしているアンドレ・
チェカレリ(ds)の『FROM THE HEART』で、初めてジャン
=ミシェル・ピルクのピアノを聴き、衝撃を受けました。

ピルクのウェブサイトを見つけて情報を得、
『WELCOME HOME』を輸入盤で購入して聴くと、これがまた素
晴らしい演奏だったので、このトリオの公演を聴かないと一生
後悔すると思った訳です。

コンサートは最高でした。
三人の息がぴったりと合っていて、気合というか意気込みが
ガンガン伝わってくる凄い演奏なのに、当の本人達は
その演奏を楽しむ余裕さえ見せてくれました。
こんな演奏を聴いて楽しくないはずはありません。
このトリオはやはり本物ですね。
ライヴで最高の演奏を聴かせるということと、聴衆を楽しませ
てくれるという点で。彼らの演奏は「攻撃的」と表現されるよ
うですが、私はむしろ、前衛的でありながらも優雅で品位のあ
る完成度の高い芸術的演奏だと評価しています。

私は京都府在住ですが、このコンサートを聴く為に費やした
移動にかかる時間と交通費や宿泊費用は惜しくありません。
これからも、こういう素晴らしい公演を企画して下さることを
希望しています。

メディアに乗って売れるのではなく、本物の演奏を聴かせてく
れる実力のあるアーティストを今後も招聘して下さい。
私としては、アンドレ・チェカレリ(ds)や、
アイン・ヴァン・デ・ガイン(b)やシルヴァン・ブフ
(ts、ss)、トマ・ブラメリ(b)、ティエリー・エリエ
(p)の公演なら、喜んで聴きに行きます。 
                    ジュヌヴィエーヴ

ジュヌヴィエーブさん、凄いですね、ピルク熱。
でも、その通りですね、
ピルクの演奏はとっても刺激的だったと思います。

ぼくのピルクの感想は、明日書きますので、
今日は、ファースト・セットに登場したファラオの印象をお伝
えします。

びしっと決まったサングラス姿も凛々しく、
いかにもイタリアの伊達男然とした出立ちでステージに登場し
たアントニオ・ファラオ。
ピアノの前に座るやいなや、
これでもかこれでもかこれでもかとピアノを弾き始め、
両手は縦横無尽に鍵盤上を走り回り、音と音の間に、ほとんど
間(ま)がなく、紀尾井ホールの空間をくまなく音がピアノの響
きが埋め尽くしていました。

まるで豪速球投手のピッチングを見ているような演奏ぶりに、
観客も息つく暇もありません。
おしなべてヨーロッパのピアニストは基礎が出来ているので、
楽器から響きのいい音をひきだすことがうまいのですが、
それにしても、ファラオのピアノはよく響いていました。
10代の頃に神童と騒がれた時の情景が思い浮かぶような圧倒的
な演奏に終始した1時間でした。

さて、18日のコンサートの感想文が書かれているサイトが
見つかりましたので、ご紹介します。

http://www.soloconcert.net/concerts/

曲目表:
20日
ナタリー・ロリエ・トリオ
1) How deep is the ocean
2) Dinner with Ornette and Thelonious
3) Someday my prince will come
4) Recurring Dreams
5) Silent Spring
6) Continuum

E.S.T.
1) From Gagarin’s point of view
2) When God created the coffeebreak
3) 7 days of falling
4) Bowlin
5) Dodge the Dodo

21日
アントニオ・ファラオ(ソロ)
1) Dedicate to Tokyo
2) It could happen to you
3) Next stories
4) Solar
5) Per Caso
6) Come rain or come shine
7) Lush life
8) I could have not done more
9) Blues (特にタイトルはないらしいです)

ジャン=ミッシェル・ピルク・トリオ
1) Fred’s Walk (J.M.Pilc)
2) South (J.M.Pilc)
3) Softly as a morning sunshine
4) Giant Steps (Coltrane)
5) Cousin Mary (Coltrane)
6) 3317 (J.M.Pilc)
7) No prints (J.M.Pilc)
8) Jackie’ in (T.Monk)
9) So what (M.Davis)

The Synergy Live2003をご覧になった方の感想を、
お待ちしております。
どんどんお寄せ下さい。
宛先はここです。
magazine@koinumamusic.com
では、次号もまたお会いしましょう。
The Synergy Live2003のご案内はタクオでした。