【鯉沼's Special・vol-33】(06月23日発信)

<ザ・シナジー・ライブ2003 19日レポート>

The Synergy Live2003の3日目、
19日のトップ・バッターはトリオ・トウケアット。
セカンド・セットがマリア&マリオ。

まずは、トリオ・トウケアット。
超絶技巧ピアノで観客を圧倒するイーロ・ランタナが、
今晩は一曲ソロ・ピアノをご披露しました。
空間を埋め尽くす彼の演奏は、
ソロであろうがトリオであろうが、お構いなしに鍵盤上を疾走
する。また、昨晩の演奏で、会場の響きの具合を飲み込んだド
ラマーは、スティックを使わずに、終始ブラシと竹箒のような
スティックで演奏しているのが印象的でした。

セカンド・セットはマリアとマリオのデュエット。
初日に彼らを見た時、
マリア・ジョアンの髪型と、歌う仕草から、
どこかで似たタイプの女性ヴォーカルを見たのが
気になっていましたが、
今日、それが誰だかが判明した。
モダンチョキチョキズの歌姫・濱田まりさんです。
初日はカルテットで登場しましたが、今晩はデュエット。
マリアのボーカル、と言うか、
ボイス・テクニックの素晴らしさが余計に目立ちます。
息を吸いながらも吐きながらも歌い続ける彼女の歌唱テクニッ
クは、訓練で磨かれたものではなく、
自分の感情と発声とが直結して自然にコントロールされて
いるものとしか思われない程変幻自在だ。
今日は出演しないベースとドラムスが客席で二人のステージを
楽しんでいる姿が印象的でした。
終演後、彼らはサイン会でも盛り上がっていました。

そして、トウケアットは次の公演地韓国へ、マリアたちは無事
帰途に着きました。お疲れさま。

曲目表:
トリオ・トウケアット
1) Dedication (Stu Goldberg)
2) Karate (Iiro Rantala)
3) Waltz for Michel Petrucciani (Iiro Ranatala)
4) Celia/Reflection (Bud Powell/Thelonious Monk)
5) Happy Hour (Rami Eskelinen)
6) Etude (Iiro Rantala)

マリア&マリオ デュオ
1) Em Tao Pouco Tempo Escureceu Tanto (Mario Laginha)
2) Preto e Branco (Mario Laginha)
3) Um Choro Feliz (Mario Laginha)
4) Asa Branca (Luis Gonzaga)
5) Flor (Mario Laginha / Maria Joao)
6) Nazuk (Mario Laginha/Maria Joao)
7) Varias Dancas (Mario Laginha/Maria Joao)

ひとつ訂正です。
18日のトリオ・トウケアットの曲目で、
4曲目は「Celia」ではなく、「Donaree」(Charlie Parker)
でした。演奏前にミュージシャンサイドから出された曲目と実
際に演奏した曲目が変更になりました。

The Synergy Live2003に対するみなさまからのご質問、
ご意見、ご感想など、お待ちしておりますので、どんどんお寄
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では、次号もまたお会いしましょう。
The Synergy Live2003のご案内はタクオでした。