【鯉沼's Special・vol-31】(06月19日発信)

<編集部より>

ここ3週ほどお休みをしてしまい申し訳ありませんでした。
本日より、17日に開幕しましたThe Synergy Live 2003のレ
ポートをお届けしたいと思います。
コンサートを見られた感想などありましたら、是非こちらにお
送り下さい。
では、まずは初日のレポートです。


<ザ・シナジー・ライブ2003 17日レポート>

いよいよThe Synergy Live2003が開幕しました。

5日発売の「FIGARO JAPON」、「週刊新潮」、
6日発売の「日経おとなのOFF」、
7日発売の「日経WOMAN」、「LEE」、
8日発売の「Men's EX」、9日発売の「OZマガジン」、
12日発売の「GINZA」などの雑誌にも、公演紹介が掲載
されていますので、ご覧下さい。

さて、17日の初日、
トップ・バッターはマリア・ジョアン&マリオ・ラジーニャ。
ポルトガル人ボーカリストのマリアと、ピアニストのマリオ、
ベーシストはブラジル人でドラマーがノルウェー人。
何ともヴァラエティに富んだユニットだ。
ピアノ・トリオをフィーチュアしたThe Synergy Live2003の中
で、唯一異色のボーカル・ユニットが幕を開けた。

ロング・ドレスを着てリズミカルに飛び跳ねながら
3オクターブの声域を活かし、楽器を吹くように変幻自在に声
を操るマリアはポルトガルの矢野顕子というよりも、女ボ
ビー・マクファーリンの趣だ。
母親がアフリカ人のせいだろう、
ヨーロッパよりもアフリカ色の濃いボーカルだ。

歌うことが楽しくて仕方がないといった
仕草もとても可愛らしく、
縦横無尽なボーカルにもかかわらず
音程が狂わないのも見事で、
安心して聞いていられる。

でも、最新アルバムが「アンダーカヴァーズ」にも関らず、
今回のコンサートでは耳馴染んだ曲が聞けなかった。
「青春の光と影」とか「ブラック・バード」を聞きたかった。
19日のコンサートでは、ぜひ歌ってもらいたい。

20分の休憩の間、
ホール二階のバーカウンターでは、
ヨーロッパ各国のビールやワインが飲めるため、大賑わい。

セカンド・セットは、
キース・ジャレットも一目置いているE.S.T.(エスビヨン・ス
ヴェンソン・トリオ)。
CDで聞くスヴェンソン・トリオは、
エレトリックも用いた刺激的な演奏が得意に思われたが、
意外なことに、全編アコースティックで、
しっとり落ち着いた演奏を聞かせてくれた。

アメリカで生まれたジャズが遠く海を越え、
スウェーデンで丁寧に育てられ
インテリジェンス溢れる音楽として成長している。
そして、彼らの緻密なサウンドは、
紀尾井ホールという器にしっくりと馴染んでいた。
まだまだThe Synergy Live2003は始まったばかりです。
ぜひ、この機会にヨーロッパのジャズを
堪能して下さい。

曲目表:
マリア・ジョアン&マリオ・ラジーニャ・カルテット
1) Charles On a Sunday (Mario Laginha/Maria Joao)
2) Love is the 7th Wave (Sting)
3) Preto E Branco (Mario Laginha)
4) Asa Branca (Luis Gonzaga)
5) Varias Dancas (Mario Laginha/Maria Joao)

E.S.T.
1)I mean you (T.Monk)
2)Serenade for the Renegate (Esbjorn Svensson)
3)Behind the Yashmak (Esbjorn Svensson)
4)Carcrash (Esbjorn Svensson)
5) When God created the coffeebreak (Esbjorn Svensson)
アンコール Round Midnight (T.Monk)


The Synergy Live2003に対するみなさまからのご質問、
ご意見、ご感想など、お待ちしておりますので、どんどんお寄
せ下さい。
宛先はここです。
magazine@koinumamusic.com
では、次号もまたお会いしましょう。
The Synergy Live2003のご案内はタクオでした。