【鯉沼's Special・vol-20】(03月12日発信)


都合により配信が予定より1日遅れましたことをお詫び致します。
	  

<ザ・シナジー・ライブ2003>

3月も中旬を迎えたというのに、まだまだ寒いですね。
大阪は雪が降ったそうですが、風邪、インフルエンザに加え、
花粉症も要注意の季節になってきましたので、
諸々ご注意下さい。

The Synergy Live2003に来日するアーティストたちから
日本のファンへのメッセージが届き始めました。
鯉沼ミュージックのウェブサイトでは、
10日からE.S.T.のドラマーのマグヌス・オストロムのメッ
セージをご紹介しておりますので、お読み下さい。


こんにちは、僕はマグヌスといってE.S.T.でドラムを担当して
ます。日本で今僕らのレコードが発売されていてとても嬉しく
思います。
日本に行って全く新しい観客の前で演奏するのを本当に楽しみ
にしています。
日本のみなさんに会って、日本の文化に触れられるのはとても
エキサイティングなことです。僕はあまり日本のことは詳しく
ないけど、黒沢明監督は大好きなんです。彼は今までで最も素
晴らしい監督の一人だと思っています。
もうひとつ、僕は日本の食べ物にとても興味があるんです。
というのも、僕は寿司が大好きで、ストックホルムでもよく食
べています。日本で本場の寿司や他の食べ物を味わえるのは
ファンタスティックですね。
食べ物というのはその国の文化を知るにはとても良い方法だと
思います。
そう、みんなが僕らの音楽を気に入ってくれたら嬉しいし、6
月にコンサートでみんなに会えるのを楽しみにしています。


黒澤監督と言えば、アメリカのクライテリオン社から発売され
ていたリマスター版の「七人の侍」や「用心棒」のDVDが、
音、画質ともに圧倒的な美しさという評判でしたが、
先日発売された東宝のリマスター版DVDが、はるかにそれを
凌ぐ美しさだというので、見比べてみました。
その結果、東宝版は、よりフィルムに近いふわっとした画質を
再現しており、クライテリオン版は、コントラストの強いくっ
きりとした画質だということが分かりました。
しかし、音声に関しては東宝版の勝ち。
屋内のシーンなどで、今まで聞えなかった外の通りの人の声な
んかがうっすらと聞えるんですから、驚きです。

さて、The Synergy Live2003に来日するアーティストたち
はどんな演奏をするのか聞いてみたいというという方、特に、
吉祥寺の近くにお住まいの方は、ぜひ3月22日の夜6時から
吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」にお出かけ下さい。
新譜試聴会の後半はThe Synergy Live2003特集。
各アーティストの演奏をお聞かせします。


みなさまからのご質問、ご意見、ご感想など、お待ちしており
ますので、どんどんお寄せ下さい。
宛先はここです。
magazine@koinumamusic.com
では、次号もまたお会いしましょう。
The Synergy Live2003のご案内はタクオでした。

<ビル・フリゼール>
 過日発表された第45回グラミー賞の話題をさらったのは、
8冠を手中におさめたノラ・ジョーンズ。“アルバム・オブ・
ジ・イヤー”に輝いた『ノラ・ジョーンズ』にはビル・フリ
ゼールもゲスト参加していて、終盤近くの<ザ・デイ・イズ・
オーヴァー>に聴ける、独特のエコーのかかった浮遊感溢れる
ギター演奏は、フリゼールによるものです。
 
 ノラ・ジョーンズの音楽、アルバムは、いわゆるジャズでも
ジャズ・ヴォーカル作品でもない、けれど紛れもなく彼女の中
に息づいているジャズの感性がフォークやカントリー、ブルー
スやゴスペルなど響きあって生まれたような、シンガー・ソン
グライター系のポップス。ブルーノートからのリリースという
こともあり、米コンテンポラリー・ジャズ・チャートで初登場
1位に輝きはしたものの、派手な話題があったわけでもなくし
て、静かにじわじわとその魅力は多くの心に浸透していったよ
うです。

 そんな彼女の音楽のように、いわゆるジャズではないけれど
ジャズの感性なくして生まれ得ない、そしてジャズ・ファンは
もとより幅広いリスナー層に染み入っていって親しまれるに違
いない……そんな魅力が、ビル・フリゼールの来たる最新作
『ジ・インターコンチネンタルズ』にもあるように思います。
もちろんフリゼール自身は歌いはしないし、インストゥルメン
タル中心の音楽ではあるけれど、シンガー・ソングライターの
歌のような佇まいでメロディを奏でるのがフリゼールのギター
であり、心通わせた共演仲間たちと繰り広げるメロディックに
して奥行きのあるクリエイティヴなアンサブルを楽しませてく
れるのですから。

 アルバム『ジ・インターコンチネンタルズ』の日本発売は1
ヶ月後の4月9日、そして来日公演は5月1日。できる限り多
くの方々に、その音楽、パフォーファンスに触れていただきた
いと望むばかりです。

次号の配信は3月17日を予定しています。