【鯉沼’s Special・vol-17】(02月17日発信)


<ザ・シナジー・ライブ2003>

いよいよ22日、今週の土曜日にThe Synergy Live2003のチケット
が発売開始されます。
ぜひこの機会に、最新のヨーロッパの鮮烈なジャズ・サウンドを、
都内有数の響きを誇る紀尾井ホールで、思う存分浴びてください。

どのユニットを聞こうかな?と迷っている方に、
簡単なチェック・ポイントをお知らせします。

○リラックスしてジャズを楽しみたい方は、
・Trio Toykeat(トリオ・トウケアット)

○今もっとも勢いにのっているユニットを聞きたい方は、
・E.S.T.(Esbjorn Svensson Trio)(エスビヨン・スヴェンソン・トリオ)

○伝統的なジャズを踏まえながらも斬新な演奏を聞きたい方は、
・Antonio Farao Trio(アントニオ・ファラオ・トリオ)

○美人の才気溢れる演奏に酔いたい方は、
・Nathalie Loriers Trio(ナタリー・ロリエ・トリオ)

○矢野顕子的変幻自在ボーカルに目のない方は、
・Maria Joao & Mario Laginha(マリア・ジョアン&マリオ・ラジーニャ)

○アグレッシブでスリリングな演奏を求める方は、
・Jean-Michel Pilc Trio(ジャン=ミッシェル・ピルク・トリオ)
 
○サウンドの美しいピアノを堪能したい方は、
・石井彰(日本)

簡単な水先案内コメントでした。
さて、今週の鯉沼ミュージックのウェブ・サイトに情報を
送っていただいたのは、
関西の澤野工房に追いつけ追い越せとばかりに勢いづいている洋楽
ジャズ・インディペデントの雄、ガッツプロダクションの笠井さん
から、ナタリー・ロリエ最新情報です。


ベルギーが生んだニュー・ホープ、
ナタリー・ロリエ、来日に向け、充電中。
近況を語る。

シナジー・ライヴ2003で初の来日を果たすベルギー出身の女流
ピアニスト、ナタリー・ロリエ。
話題になったピアノ・トリオ作品「サイレント・スプリング」
(1999年リリース)後、3年の沈黙をはさんで、昨年の秋に、彼女
のクインテットによるニュー・アルバム「トンブクトゥ」が発表
された。
ここでは、ジャズ・ピアニストとしてだけでなく、作曲家としての
実力をも示す作品となった。

ヨーロッパらしい内省と抒情性を持つ一方で、現代的な流線型のフ
レーズを編み出しながら、パッションを発露するナタリー・ロリエ。
ベルギーだけでなくフランスでも、「サイレント・スプリング」発
売後、優秀なジャズミュージシャンに与えられるジャンゴ賞金賞を
受賞し、人気が急上昇している。
彼女のことをよく知らないファンの方もまだたくさんいると思うの
で、改めて彼女にプロフィールを聞いてみた。

1966年10月27日ベルギーのナムール(ブリュッセルの近郊)生
まれの彼女は、5歳でピアノをはじめ、12歳から本格的にレッスン
を受けるようになった。
リエージュとブリュッセル(ここではじめてジャズ科に席を置く)
のコンセルバトワールで学んだという才媛である。
ジャズミュージシャンとして活躍している彼女だが、最初は、
「ニュー・オリンズ・ジャズ」しか知らなかったというから笑えて
くる。
その後もっとも影響を受けたのは、ビル・エヴァンスらしい。

ナタリーは今、6月の来日に向けて充填中だとのこと。
たまたまブリュッセルのジャズ・クラヴで、日本のジャズマンが出
演していて、それを聴いたらしいが、彼女が言うには、小曽根真の
ピアノを10年前にライヴで聴いたことがあって、そのエネルギッ
シュな演奏にすごく感銘を受けたという。
「トンブクトゥ」発売後、彼女はピアノ・トリオもさることなが
ら、大きい編成での演奏に興味があるらしく、ブリュッセル・ジャ
ズ・オーケストラ(ベルギーを代表するビックバンド)と明日も演
奏する、と言っていた。
実は、彼女と、このビックバンドとの共演は最近増えている。
昨年は、ブルージュのジャズフェスティバルで、ベルギーを代表す
るシャンソン歌手、ジャック・ブレルの曲をアレンジして演奏し、
大好評を博したらしい。
また、昨年の秋には、マリア・シュナイダーを招いて共演するな
ど、興味深い活動が目白押しのようだ。

            ガッツプロダクション 代表笠井隆


笠井さんは、直接彼女に電話を入れて、最新情報を入手したとのこと。
このあたりがインディーズの小回りの利くところだ。
笠井さんにナタリーの印象を尋ねると、
写真では、つんとすました美人の印象が強いですが、
けっこう、江戸っ子っぽい、しゃきしゃきした女性ですよ。
とのことだった。


みなさまからのご質問、ご意見、ご感想など、お待ちしております
ので、どんどんお寄せ下さい。
宛先はここです。
magazine@koinumamusic.com
では、次号もまたお会いしましょう。
The Synergy Live2003のご案内はタクオでした。

<ビル・フリゼール>
ビル・フリゼール“ジ・インターコンチネンタルズ”の音を想像す
る――として先週は、ニューヨーク在住ブラジリアン、ヴィニシウ
ス・カントゥアリアを取り上げ紹介させていただきましたが、今週
は各種スライド・ギターを手掛けるグレッグ・リーズについて。

 フリゼールとリーズの出会いは数年前、ミネアポリス。
k.d.ラングのツアーで当地を訪れていたリーズがオフの晩に、折し
もクラブ出演中だったフリゼールのトリオ公演を見に行ったことが
きっかけだったそうです。
公演後に二人は語らったようですが、その後になってフリゼール
が、いかに自分が想像もしていなかったほど多くリーズの参加アル
バムを買い聴いていたことや彼の演奏・音楽性に印象づけられてい
たことに改めて気づき、と同時に彼が本当に幅広いミュージシャン
と共演していること思い、もしや自分のアルバムに参加してくれな
いか…と声をかけて叶ったのが99年作『グッド・ドッグ、ハッ
ピー・マン』での共演。
そして2001年作『ブルース・ドリーム』での再共演しました。

 『グッド・ドッグ…』はライ・クーダーの参加でも話題になった
アルバムですが、そこでのリーズのプレイは米ギター専門誌でも熱
く取り上げられました(なにせ曲ごとの使用楽器とチューニングを
紹介するという念の入れようで)。
また『ブルース・ドリーム』にはフリゼールの書いたズバリ
<Greg Leisz>という曲もあります。
編成は違いますがこの2枚のアルバムをじっくり聴くことで、
フリゼールがなぜリーズに惹かれたか、そしてリーズがフリゼール
の中に何を見つけたか、そうしたことが見えてくるでしょう。

 メロディとエモーション――それがキー・ワードといえそうです。

次号の配信は2月24日を予定しています。


e^ー・ロリエ。
話題になったピアノ・トリオ作品「サイレント・スプリング」
(1999年リリース)後、3年の沈黙をはさんで、昨年の秋に、彼
女のクインテットによるニュー・アルバム「トンブクトゥ」が発表
された。
ここでは、ジャズ・ピアニストとしてだけでなく、作曲家としての
実力をも示す作品となった。

ヨーロッパらしい内省と抒情性を持つ一方で、現代的な流線型のフ
レーズを編み出しながら、パッションを発露するナタリー・ロリエ。
ベルギーだけでなくフランスでも、「サイレント・スプリング」発
売後、優秀なジャズミュージシャンに与えられるジャンゴ賞金賞を
受賞し、人気が急上昇している。
彼女のことをよく知らないファンの方もまだたくさんいると思うの
で、改めて彼女にプロフィールを聞いてみた。

1966年10月27日ベルギーのナムール(ブリュッセルの近郊)生
まれの彼女は、5歳でピアノをはじめ、12歳から本格的にレッスン
を受けるようになった。
リエージュとブリュッセル(ここではじめてジャズ科に席を置く)
のコンセルバトワールで学んだという才媛である。
ジャズミュージシャンとして活躍している彼女だが、最初は、
「ニュー・オリンズ・ジャズ」しか知らなかったというから笑えて
くる。
その後もっとも影響を受けたのは、ビル・エヴァンスらしい。

ナタリーは今、6月の来日に向けて充填中だとのこと。
たまたまブリュッセルのジャズ・クラヴで、日本のジャズマンが出
演していて、それを聴いたらしいが、彼女が言うには、小曽根真の
ピアノを10年前にライヴで聴いたことがあって、そのエネルギッ
シュな演奏にすごく感銘を受けたという。
「トンブクトゥ」発売後、彼女はピアノ・トリオもさることなが
ら、大きい編成での演奏に興味があるらしく、ブリュッセル・ジャ
ズ・オーケストラ(ベルギーを代表するビックバンド)と明日も演
奏する、と言っていた。
実は、彼女と、このビックバンドとの共演は最近増えている。
昨年は、ブルージュのジャズフェスティバルで、ベルギーを代表す
るシャンソン歌手、ジャック・ブレルの曲をアレンジして演奏し、
大好評を博したらしい。
また、昨年の秋には、マリア・シュナイダーを招いて共演するな
ど、興味深い活動が目白押しのようだ。

            ガッツプロダクション 代表笠井隆


笠井さんは、直接彼女に電話を入れて、最新情報を入手したとのこと。
このあたりがインディーズの小回りの利くところだ。
笠井さんにナタリーの印象を尋ねると、
写真では、つんとすました美人の印象が強いですが、
けっこう、江戸っ子っぽい、しゃきしゃきした女性ですよ。
とのことだった。


みなさまからのご質問、ご意見、ご感想など、お待ちしております
ので、どんどんお寄せ下さい。
宛先はここです。
magazine@koinumamusic.com
では、次号もまたお会いしましょう。
The Synergy Live2003のご案内はタクオでした。

<ビル・フリゼール>
ビル・フリゼール“ジ・インターコンチネンタルズ”の音を想像す
る――として先週は、ニューヨーク在住ブラジリアン、ヴィニシウ
ス・カントゥアリアを取り上げ紹介させていただきましたが、今週
は各種スライド・ギターを手掛けるグレッグ・リーズについて。

 フリゼールとリーズの出会いは数年前、ミネアポリス。
k.d.ラングのツアーで当地を訪れていたリーズがオフの晩に、折し
もクラブ出演中だったフリゼールのトリオ公演を見に行ったことが
きっかけだったそうです。
公演後に二人は語らったようですが、その後になってフリゼール
が、いかに自分が想像もしていなかったほど多くリーズの参加アル
バムを買い聴いていたことや彼の演奏・音楽性に印象づけられてい
たことに改めて気づき、と同時に彼が本当に幅広いミュージシャン
と共演していること思い、もしや自分のアルバムに参加してくれな
いか…と声をかけて叶ったのが99年作『グッド・ドッグ、ハッ
ピー・マン』での共演。
そして2001年作『ブルース・ドリーム』での再共演しました。

 『グッド・ドッグ…』はライ・クーダーの参加でも話題になった
アルバムですが、そこでのリーズのプレイは米ギター専門誌でも熱
く取り上げられました(なにせ曲ごとの使用楽器とチューニングを
紹介するという念の入れようで)。
また『ブルース・ドリーム』にはフリゼールの書いたズバリ
<Greg Leisz>という曲もあります。
編成は違いますがこの2枚のアルバムをじっくり聴くことで、
フリゼールがなぜリーズに惹かれたか、そしてリーズがフリゼール
の中に何を見つけたか、そうしたことが見えてくるでしょう。

 メロディとエモーション――それがキー・ワードといえそうです。

次号の配信は2月24日を予定しています。