【鯉沼's Special・vol-13】(01月20日発信)


<ザ・シナジー・ライブ2003>

前回お知らせしたように、今回のThe Synergy Live2003開催の
2ヶ月前の4月末、一気に8枚のCDが発売されることが決まりま
した。
そこで今週から、各社の担当者に来日アーティストの近況を
伝えていただくことにしました。

トップ・バッターは、ビデオアーツ・ミュージック事業部長の
海老根久夫さん。フランスから来日するジャン=ミッシェル・
ピルクの最新情報です。


【ピルク旋風、日本上陸】
「ジャン・ミシェル・ピルク、ニュー・アルバムのレコーディ
ングを完了! 」。
これが、2003年の第一報です。
と言っても、12月中旬にニューヨークでレコーディングされ
た、という事以外にニュースが届いていないので、これ以上、
お伝えする事がありません。
てな訳で、若干、前作の事を。
昨年の初頭に発売されたのが「ウェルカム・ホーム」という作
品。その以前にも、いくつかの作品を録音しており、その才能
については多くの人が称賛していました。
このアルバムのサンプル盤が届いて、あの面構えを見た途端、
臭って来ましたね、音が・・・。
良いジャケットって何かこう、音が臭って来るじゃないですか
。針、ならぬ、ボタンを押して流れて来た音、これが期待に違
わぬ優れもの。
マイルスあり、コルトレーンあり、それに、スタンダード、そ
して、自作曲。
何か、久し振りに、聴いてワクワクするアルバムでした。
この作品はフランスの「ドレフュス・ジャズ」というレーベル
から発売されているのですが、あのミシェル・ペトルチアーニ
が後半期の数々の名作を残したレーベルとしても知られています。
このレーベルを運営しているのは、フランシス・ドレフュス(
昔、三井住友銀行のCMに出演していたジュリー・ドレフュスさ
んのお父さんです)。フランスの音楽業界ではなかなかの大物
のですが、ジャズのレーベルを立ち上げる事が
子供の頃からの夢だったそうで、90年代の始めに、その夢を実
現させたわけです。
良い意味でも、悪い意味(?)でも彼のカラーが明確に出たレ
ーベルですので、他の人の嗜好が入り込む余地は無いわけで、
その彼の耳にとまったのが、
このジャン・ミシェル・ピルク。乞うご期待!です。
               ビデオアーツ・ミュージック
               ディレクター 海老根 久夫

という置き手紙ならぬ置きメールを残し、海老根氏は現在ヨー
ロッパ最大の音楽祭MIDEMに参加するため、機上の人となりま
した。
ドレフュス社長にも会場で会えるとのことですから、帰国の時
に、ピルクの最新アルバムの音をお土産に持ち帰ってくれるか
も知れません。楽しみです。
次回は、ソニーミュージックの清水さんからのE.S.T.(エスビ
ヨルン・スヴェンソン・トリオ)の情報をお伝えします。

鯉沼ミュージックでは、11月から各アーティストとの契約条件
に関する最終打ちあわせのやりとりを続けて来ましたが、よう
やく全てが終了しました。
この企画が芽生えてから凡そ10ヶ月。
ひとつのイベントのアイデアが実際の形をなすまでには、色ん
な問題を解決していかなければなりませんからね。
いよいよ来週はThe Synergy Live2003の6日間全スケジュール
の詳細をお知らせ出来ます。
お楽しみにお待ち下さい。

みなさまからのご質問、ご意見、ご感想など、お待ちしており
ますので、どんどんお寄せ下さい。
宛先はここです。
magazine@koinumamusic.com
では、次号もまたお会いしましょう。
The Synergy Live2003のご案内はタクオでした。

<ビル・フリゼール>

ビル・フリゼールのニュー・アルバム『ジ・インターコンチネ
ンタルズ』は4月9日にワーナーミュージックより発売! 
という情報は前回お知らせしましたが、これは
日本先行発売、輸入盤よりも日本盤が一足早くリリースされる
わけです。

そして加えて知るところとなった新作のカヴァーですが、これ
が、アナログのレコード・プレイヤーを真上から撮影した写真
で、素敵な写真やイラストが使われた美しく洒落たジャケット
を誇るビル・フリゼールの作品群の中でも、かつてないインパ
クトのあるデザインです。その意図は何なのかは現時点ではわ
かりませんが、まず連想されるのはアナログ・サウンドの豊か
さで、エレクトロニクスの使用も一部あれ、エレクトリック&
アコースティック・ギターにペダル・スティール、ブズーキ等
々の各種ギターにヴァイオリン、パーカッション、ヴォイスと
いう、ジ・インターコンチネンタルズのインストゥルメンテー
ションと無関係ではないでしょう。

そのジャケットから、オーディオ・ファンやターンテーブルに
魅了されるヒップホップ・ファンが購入したり手にして聴いて
しまう….なんてことになったら、それはそれで素晴らしい。
耳にすれば必ずや心惹かれるサウンド/音楽ですから、
みなさんが聴かれた後にはみなさんの周囲のビル・フリゼール
〜ジ・インターコンチネンタルズのことを知らない方々にも、
ぜひ一聴することをお薦めいただきたいと思う次第です。
ビル・フリゼールがソロ・デビュー20周年の年に放つ特別プロ
ジェクト、ジ・インターコンチネンタルズ。かつてない編成に
よる、かつてないサウンドは、かつてないジャケットを着て本
国アメリカより日本で早く店頭に並び、5月1日の“一夜限り
の”日本公演はワールド・プレミア! まるで日本から動き出
すように見えるビル・フリゼールのジ・インターコンチネンタ
ルズ、ぜひ聴き逃し/見逃しのなきよう!

次号の配信は2003年1月27日を予定しています。