【鯉沼'sSpecial  vol-1】(10月28日配信)


こんにちは。
鯉沼ミュージックの鯉沼利成です。

恐らく若い音楽ファンの方はご存知ないとは思いますが、ぼくは
過去に「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」「東京ミュージック・
ジョイ」「SJジャズワークショップ」などのシリーズを企画・
制作しておりました。
しかし、この10年ほどはそれをサボっていました。
ぼくももうトシではありますが、このままというのもつまりませ
ん。
そろそろ毎年恒例となるシリーズのコンサートを企画・制作する
ことを考え、実行を決意した次第です。
そのことを皆さまにお伝えするメディアとして、メール・マガジ
ンを活用することにいたしました。
今回が第一回目です。
しばらくお付合い下さい。

なぜ恒例のコンサートを始めようと思ったのか?
それは、定期的に何か仕事をしていないと、ぼくという人間はつ
いさぼって働かなくなってしまうからなんです。
年に一回必ず開催するものを自分で決め、自らにプレッシャーを
かければ、嫌でも仕事を為ざるを得ないだろう、ということが1
つの理由となっています。
そしてまた、このコンサートをやろうと決めたことの要因がもう
一つあります。

ぼくは常々、日本人の耳が退化していると思っています。
原因は日本の環境です。
街を歩いていても、レストランやホテル、喫茶店に入っても、や
たらBGMと称した音楽が耳に入ります。
それも、とても貧弱な再生装置を通しての汚い音ですから、ぼく
には心安らぐBGMどころかノイズとしか聞えません。
その音を不快に思わないほど僕たち日本人の耳は麻痺しているん
じゃないでしょうか。

もう一つ、日本人の耳が退化している原因の一つに、CDとかM
Dだけでしか音楽を聞かず、生の楽器の音の素晴らしさを体験す
る機会が少ないことにもあるように思います。
例えライブを聞きに行ったとしても、広いコンサート・ホールな
らまだしも、狭いジャズ・クラブでもPA(拡声装置)を使って
演奏を聞かせています。
誰も生音を聞いていないのに、ライブと言えるのでしょうか。
僕が来年から企画・制作するのは、そういった、普段から僕が不
満に感じていることが起爆剤となっているのかも知れません。

そのライブ・イベントのタイトルを「ザ・シナジー・ライブ」と
名付けました。
SYNERGYとは協力作用、相乗作用のことですから、昔の言
い方ですと、“コラボレーション”ということになります。
色んなジャンルの音楽が集まるし、ある時は音楽だけじゃなくて
、作曲家と演奏家との出会いとか、異なったジャンルの音楽家が
共演するとか。
それを実験的にではなく、ジョイ(楽しさ)を感じさせる、聞い
た人の喜怒哀楽の感情を動かすことの出来る音や、音楽、響きを
提供することを「ザ・シナジー・ライブ」の原点とします。
第一回目は来年の6月に開催することを決定しました。

何をやるか、どんな演奏家を招聘するのかは、来週の火曜日、1
1月5日の【鯉沼'sSpecial  vol-2】でお知らせします。